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マイクロマネジメントを今すぐやめるべき理由と対策

「マイクロマネジメント」という言葉を頻繁に見たり耳にしたりすることが増えました。「せっかく採用した新入社員がすぐに辞めてしまう」「部下が何を考えているのか分からない」「そもそもマネジメントってどうすれば良いのか…」こんな悩みを抱えてはいませんか。

もしかすると、良かれと思ってやっていることがマイクロマネジメントとして裏目に出ているのかもしれません。今回は、マイクロマネジメントとは何か、チェックポイント、回避する方法をお伝えします。


【マイクロマネジメントとは】

マイクロマネジメントとは、上司が部下の仕事に対し、行き過ぎた範囲まで細かく指導や管理を行うマネジメント方法です。一見、部下の行動を徹底的に管理できる良いマネジメント方法だと思いますが、実際は組織や部下の生産性を落としてしまうネガティブなマネジメント方法と一般的には言われています。

Googleの元人事トップのラズロ・ボック氏は著書『WORK RULES』で、マイクロマネジメントはミスマネジメントと述べた上で以下のように説明しています。

「人は組織的なパフォーマンスに関する自分の不安を和らげるためにマイクロマネジメントします。他人の活動を継続的に指示してコントロールすることで安心するのです。(中略)また、スタッフへの不信感がマイクロマネジメントの動機になります…」

【マイクロマネジメントチェックリスト】

ポイントは、マイクロマネジメントは自覚が難しいということです。

自分は部下がミスをしないように精一杯フォローしているつもりでも、部下や周りからすればマイクロマネジメントしていると思われる場合もあります。

以下にマイクロマネジメントの特徴をチェック項目にしましたので、部下、上司それぞれの目線から確認してみてください。




チェック項目が多ければ多いほど、上司の方は部下に対してマイクロマネジメントしてしまっている傾向があります。良かれと思ってやっていることでも実は逆効果になっていることはたくさんありますので、今一度確認してみてください。


【マイクロマネジメントが悪いといわれる理由】

マイクロマネジメントが部下や組織に悪影響を及ぼす理由は何なのでしょうか。

①    部下の自主性が損なわれる

第一に懸念されるのが、管理されすぎることで部下の自主性が損なわれることです。マイクロマネジメントする上司は、部下に対して自分の指示通りに動くよう求めてしまうため、必然的に部下は他の上司に対しても言われたとおりにしか動かなくなり、結果的に他の業務の効率まで下げてしまう原因になります。

②    モチベーションの低下

何から何まで管理されてしまうと、部下は「自分の意見を聞いてくれない」「正当な評価をしてくれない」とモチベーションの低下に繋がる可能性があります。また、業務の効率はおろか、離職率を高めてしまう原因にもなります。

③    パフォーマンスの低下とミスの誘発

部下は、常に監視されているという気持ちから萎縮してしまい、本来の能力を発揮することが難しくなるかもしれません。また、過度なプレッシャーからケアレスミスを誘発してしまったり、それが重なると大きなミスに繋がる可能性も高くなります。

【マイクロマネジメントを防ぐには】

では、実際にマイクロマネジメントを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。

①    業務の領域をセグメントする

一連の業務を見直すと、自分にしか出来ない業務、部下に任せられる業務がそれぞれ見えてくるはずです。0から100までを一つの業務として考えるのではなく、例えば0から30までを部下に任せて様子をみ、問題無ければ少しずつ業務の範囲を広げていくと、マイクロマネジメントにならずリスクも最小限に抑えられます。

②    成果物の最終イメージを最初に説明し、成果を出すまでのプロセスは指示せず確認だけをする

上司の役割は、最終成果物の条件を伝えることであって、そのプロセスまで説明する必要はありません。部下には最初に目標を達成するための計画を立てさせ、その後は基本的に「報・連・相」だけを指示します。自分は、確認をするだけでそれ以外の指示は出さないようにしましょう。基本の「報・連・相」と確認がその都度できていれば、大きなミスに繋がる可能性は最小限になるはずです。部下を信じることも上司の重要な役割の一つです。

③    常に一歩先を予測し、対策をたてる

とはいっても、どれだけ「報・連・相」がしっかりと出来ていても、ミスをするときはしてしまいます。部下が順調に業務を進めていても、常にミスが誘発される要因を考え、対策を練っておきましょう。


【おわりに】

知らず知らずのうちにマイクロマネジメント化してしまっている企業は意外と多く存在します。脱却するには、まず自分自身がそのことに気づくことが大切です。

マイクロマネジメントは上司と部下2者間の問題ではなく、会社全体の効率を下げてしまう要因にもなり得ますので、チェックリスト等を参考に確認してみてはいかがでしょうか。







川西佑奈
川西佑奈

幼いころから異文化に興味を持ち、高校からニュージーランドへ留学。Logan Park High Schoolを卒業後も語学力向上の為、ジャカルタのインターナショナルスクールに入学。 帰国後は関西大学に入学し、学生の頃からインターンとしてSurpassの業務に携わる。現在はSurpassのマーケティング担当として、新規事業の立ち上げを支援する傍ら、翻訳も担当している。

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